日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

11月の法語カレンダーより。

昨日の雨から一転、素晴らしい陽気になりました。

このところ妻が身重のため、娘はどうしても外へ遊びに行く回数が減ってしまいます。

もともと活発な娘ですが、パワーが有り余って発散できていない感じで、家の中でもバタバタ、寝つきも悪いです。

月初のバタバタがようやく落ち着いてきたため、午後1時間半ほど娘を連れ出して、自転車で名城公園へ行ってきました。

月半ばは余裕があるため、今までの償いも含めて、どんどん外で一緒に遊ぼうかと思っています。

 

 f:id:syoudentyoukoku:20141110213953j:plain

衆生にかけられた大悲は無倦である     広瀬杲

 

「倦」とは飽きる、疲れて嫌になるという意味です。真っ先に思い浮かんだ言葉は「倦怠期」です。なんとなく恋仲、夫婦仲の間によく出てくる感じだというイメージ。

他に、「倦まず弛まず(うまずたゆまず)」という言葉があるそうで、物事をなすときの心がけだそうです。

 

私たち(衆生)に向けられている阿弥陀様からの願い、はたらきは常に私たちに届いています。たとえ私が気づかなくても、たとえ私が「こんなものいらない!」と拒絶しようとしても、それでも嫌にならず、飽きず、それこそ「倦まず弛まず」衆生である私の元に絶えず届けられているのです。

 

そのことを端的に表された言葉だと思います。