惑わす話。
お月参りの時などで色々ご相談を受けることがあります。愚痴や怒りや不安など様々ですが、いわゆる迷信を気にされる方は少なくありません。
お参りするときに故人の名前を呼ぶと成仏しない、お骨を早くお墓に収めないと故人が迷ってしまう、夢に出てくるのは成仏していないからだなど沢山あります。
よくお話を聞くと、「◯◯だと聞いた」などと、ほとんどのお話は他人から聞いた、しかも又聞きの又聞きが重なっている状態になってます。
不安に対する答えをなんとか出そうとした結果なのかもしれませんが、言われたことにいちいち右往左往してしまうのが一番良くないことだと思います。
こういったお話に直面している時には、なかなか違うという意見を受け入れることができません。不安にさせるのは簡単ですが、不安を取り除くのは難しいことだと改めて教えられます。