日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

仏様の前で誓う儀式。

お坊さん仲間の結婚式まで一週間を切り、リハーサルをしにお邪魔をしてきました。 自分のときの事を思い出しながら、所々細かい違いをみたり、どんどん楽しみになってきます。 仏前結婚式をする方は世間的には珍しいかもしれませんが、厳粛に荘厳された本堂…

秋のおみがき。

今日は秋の永代経前恒例の仏具のおみがきがありました。毎回お手伝いをされてくださる方々には感謝してもしきれません。 今回は春の永代経から約半年と期間が空いているため、煤などの汚れもひどく、やりがいがありました。 今回から初参加の方もおられまし…

わかりやすくしていただいております。

昨日の噴火の被害が徐々に報道で明らかになってきました。 現時点で死者も数名でてきていますし、まだ助け出されていない方もたくさんおられるみたいです。 早いところ落ち着いてくれたらと願うばかりです。 生命誕生の瞬間に出会ったり、いのちが亡くなると…

善悪なんて七変化。

今日昼過ぎに、岐阜長野にまたがる御嶽山が噴火したとのニュースが流れ、驚きました。 御嶽山噴火 32人大けが10人以上意識不明 NHKニュース 御嶽山噴火 32人大けが10人以上意識不明 NHKニュース 山登りはしないで詳しくはないのですが、小学生のとき…

永代経2日目。

永代経などの法要の楽しみの一つといえば、お斎(お非時)と呼ばれる食事です。 大体は精進料理が振る舞われることが多いです。 愛知別院のお斎はシンプルな煮物中心です。愛知別院を毎年お世話してくれるお同行さんたちには頭が上がりません。 報恩講になる…

高田派の愛知の別院の秋の永代経の。1日目。

高田派の愛知別院にて、秋の永代経が今日明日とつとまります。 毎回別院のお世話をしてくださるお同行さんとともにお勤めをし、お説教を聞き、お斎(食事)をいただく楽しい行事です。 お説教は所用のため、少ししか聞く事ができませんでした。 お説教の先生…

合同布教大会。

ご法事の後には法話をするんですが、なかなか思ったようにお話ができないのが、ある程度坊さん共通の悩みでは無いでしょうか。 先輩僧侶からは、場数を踏むしか無いといわれていますので、更に勉強と実践を重ねなければいけないと思います。 そして、某SNSに…

衣替え準備。

9月も終わりに近づいてきました。 今年は涼しくなるのが早かったので、10月の衣替えがスムーズに行えそうです。 衣替えに向けて羽二重の法衣たちを引っ張りだしてきて風を通しました。 この法衣たちも6年目です。長く使えるように大切にしなければなりません…

これからお世話になる場所。

4月生まれの娘は、来年度からやっと幼稚園へ通える年齢になります。 第一希望の幼稚園に願書を出しにいきがてら、少しだけ見学をさせていただきました。 敷地は狭めですが、園児達ものびのびと遊んでいましたし、なにより先生の数が他に比べて多いというの…

式をあげるということ。

秋といえば、過ごしやすい気候になってくるため、様々な活動をしやすい時期です。 結婚式が多くなる季節でもあります。私の兄や友人等、自分の周りだけでも結構秋に結婚式を挙げています。 来月は同じ組内のお寺さんの結婚式が予定されています(お手伝いを…

お彼岸始まる。

今日からお彼岸に入ります。 秋の彼岸は彼岸花の咲く季節です。別名で曼珠沙華ともいいます。 曼珠沙華は法華経の中で、天上に咲く花として登場すると聞きました。法華経に登場する曼珠沙華自体は架空の花ですが、彼岸花は秋の彼岸に咲く花なので、彼岸(お…

涼しくなってきた時の坊さんあるある?

今週のお題「秋の気配」 このところ気温がグッと下がり、朝方は肌寒さで目が覚めてしまいます。 珍しくお彼岸前に涼しくなり始めました。乾燥と戦う日々がこれから始まります。 夏場は比較的大丈夫なんですが、寒くなってくると、お月参りの途中である問題が…

「助かりました、ありがとう。」と素直に受け取るということ。

お月参りでお邪魔しているあるお宅で、ご主人が脳梗塞になり、一段落したら自転車で転んでしまったというおばあさんのところがあります。 その方は息子娘3人と孫もいらっしゃいます。続く災難の中、息子娘や嫁さんに助けられて、大事になる事無く元気を取り…

よりリアルな木像。

中世に制作された親鸞聖人の木像が発見されたというニュースがありました。 中世の木造親鸞聖人座像を発見 福井県立美術館、北陸で初 今日の一枚 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト 今まで見てきた親鸞聖人の絵像や木像に比べて…

定例の勉強会。

今晩は、お寺の仲間が集まっての定期勉強会がありました。 今回の講師の先生は、経典を一つ一つ丁寧に読み込んでいき、そこから問題提起をしていく方です。 情けない事に、話の8割は理解が追いついていかないため、紹介された本等を後で参照しつつ、いただい…

辞書を引く。

おたより作りの一環で、高校時代に使っていた古語辞典を引っ張りだしてきて眺めております。 正直、調べたい物はネット検索で大体わかってしまうのですが、あえて辞書を使ってみると、おもしろいということを改めて実感しました。 一つ語句を調べるときに、…

おたよりを作ろう。

ここのところ、お寺のおたより発行の計画をしはじめて、何を掲載したらいいかを思い悩む日々が続いています。 既におたよりを発行しているお寺もたくさんあるため、参考にしつつ考えています。 先ず第一に読んでいただかない事には始まらないため、あまり堅…

秋晴れのピクニック。

良い秋晴れのなか、お参りが早く終わったため、弁当を持ってとだがわこどもランドという緑地公園へ。 空気は涼しくなってきていますが、日射しは強いためまだまだ水遊びをしている子どもがたくさんいました。娘も早速服をぐしょぐしょに濡らしながら遊び始め…

見た目で判断してしまうこと。

お寺の近場のお参りの際は、雨でない限りは自転車を使って移動する事が殆どです。 すれ違う人には大体挨拶をしたりされたりしています。子どもには「一休さんだ!」と指を指される事もあって面白いです。 あるとき、自転車にのったおじいさんとすれ違うとき…

後悔、あとに活きる。

今日は妻の父方の祖父母にお会いするため、千葉県柏市に行ってきました。 祖父は今年のはじめに大きな病気をして、入院、手術をしたので少々心配していました。しかし、痩せてはいましたが、元気そうで安心でした。 妻の母方の祖父は、娘が生まれた半月後に…

夢と魔法の国。

引き続き関東に滞在中です。 今日は朝からディズニーランドへ行きました。 娘も色々とわかるようになり、一日中はしゃいで、電源が切れたように眠ってしまいました。 私も小さい頃に連れて行ってもらいましたが、その時はイマイチ楽しめていなかったです。 …

空の樹。

妻の父方の祖父母に会いにという名目で東京に来ています。 東京スカイツリーに登ってみました。 下町を歩いているとドーンと現れるスカイツリー。 周りにはソラマチという商業施設があり、下町と対比するとまるで隔絶された別世界のようでした。 灯りに照ら…

9月の法語カレンダーより。

9月に入り、もう1週間以上経ってしまいました。 ぼーっと過ごしているつもりはありませんが、気付けば時間が過ぎてしまいます。 念仏は讃嘆であり懺悔である 金子大榮 讃嘆とは、仏徳をほめたたえる事、生かされている事に感動、感謝することです。そして、…

今年最後になりそうな。

妻のママ友家族数組と日曜に、近所の公園で花火をする事を計画していましたが、ここしばらくの雨で伸びに伸び、一ヶ月ってやっと実行する事ができました。 夜はもうずいぶんと涼しくなっていたので、快適に花火を楽しむ事ができました。 しかし、子ども達は1…

不思議ないのちを生きている。

毎月恒例、定例布教でした。 今日は妻の両親がちょうど遊びにきてくれたため、娘を見てもらいつつ、妻も最後までお説教を聞く事ができていました。ありがたい事です。 今月は犬山市から来ていただいた先生でした。 震災以後、ボランティアや慰問などでたびた…

土に還す、自然に還す。

お月参り先で、納骨の話題になりました。 親戚の納骨に言ったら、お墓の中に骨壺ごといくつも納骨されていたそうです。それを見て、骨壺がいっぱいになってしまったらどうするのか、と疑問がわいてきたそうです。 お墓に納骨する際に、骨壺からお骨を出して…

短期瞬発>長期維持。

東日本大震災の直後、原発停止の影響で節電が求められる状況になって以後、今でもできる限りの節電を様々なところで呼びかけられています。その時期くらいに見かけたクーラーの使い方を、今でも実践しています。 それは、クーラーはこまめにつけたり消したり…

信じられているから信じられる。

信じるという事は、信じられているという事に驚く事である。 先日実家へ帰ったときに、お寺入り口の掲示板に掲げてあった言葉です。 信頼関係と言う事は、お互いがお互いを信じ合いながら構築していくものだと思います。 どちらか片方でも相手の事を信頼して…

午後から帰省で故郷に力をもらう。

私の親戚は地元で美容室を経営しています。私が高校生くらいのときから美容師をやっているので、独立して自分のお店を構えている現在を見ると、何とも嬉しい気持ちになります。 現在でも相変わらずお世話になっていて、今日も実家に顔を出しがてらカットをお…

防災の日。

9月に入り、今朝は今日から学校が始まるであろう子どものたちの登校の列を見ながらお月参りに出かけました。私が子どものときは、1年で1位2位を争う憂鬱な日だったことを覚えています。今から考えれば、クラスの友達と久しぶりに会うのでいい日でもあっただ…