日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

法語のこと

1月の法語カレンダーより。

称えるままがつねに御本願のみこころを聞くことになる 香樹院徳龍 香樹院徳龍は江戸時代の僧侶です。この言葉は、阿弥陀様の教えに惹かれ、阿弥陀様の教えを聞くようになった禅僧に語った言葉の一節です。 お説教を聞くことも、お聖教を読むことも「おしえを…

12月の法語カレンダーより。

総選挙まであと4日となりました。 車を運転していると、あちらこちらで選挙カーが候補者の名前を連呼しています。結構な音量で住宅街の中を走っています。名前をまずは覚えていただかないといけないのはわかりますが、小さい赤ん坊がいる家にとっては、その…

新たな育児生活のはじまり。

二人目が無事に生まれましたが、妻がしばらく入院のため、家のことは私が全てやらなければなりません。元々家事は少し手伝う方ですが、仕事と家事育児の両立がいかに大変かを身を持って体験しています。いわゆるシングルマザーで頑張っておられる方々の苦労…

11月の法語カレンダーより。

昨日の雨から一転、素晴らしい陽気になりました。 このところ妻が身重のため、娘はどうしても外へ遊びに行く回数が減ってしまいます。 もともと活発な娘ですが、パワーが有り余って発散できていない感じで、家の中でもバタバタ、寝つきも悪いです。 月初のバ…

10月の法語カレンダーより。

一難去ってまた一難という言葉は、このごろの災害続きにぴったりだと思います。 台風19号は、どうもまた中部地方にもやってくるみたいです。なにごとも無く通過していく事を願うばかりです。 ただ念仏せよ 念仏せよ 大悲回向の南無阿弥陀仏 梅原真隆 阿弥…

9月の法語カレンダーより。

9月に入り、もう1週間以上経ってしまいました。 ぼーっと過ごしているつもりはありませんが、気付けば時間が過ぎてしまいます。 念仏は讃嘆であり懺悔である 金子大榮 讃嘆とは、仏徳をほめたたえる事、生かされている事に感動、感謝することです。そして、…

8月の法語カレンダーより。

阿弥陀如来を表す別名として、十二の光の名前があります。 無量光 無辺光 無碍光 無対光 炎王光 清浄光 歓喜光 智慧光 不断光 難思光 無称光 超日月光 この中でも「超日月光」を取り上げてみます。 これは、「日の光、月の光を超える光」ということです。 日…

7月の法語カレンダーより。

本当の相(すがた)とはどのようなものなのでしょうか。 「諸行無常」という教えは1度は聞いた事あるかと思います。 この世界にある全ては変化し、いつかは壊れなくなっていきます。諸行無常の教えにあるように、変化するもののことを「有為法(ういほう)」…

6月の法語カレンダーより。

平野恵子さんとは、岐阜県の飛騨高山で真宗大谷派寺院の坊守(お寺の奥さん)だった方です。 平野さんは、小児まひのお子さんの問題、ご自身の癌の問題と、大きな問題を抱えて生きていかれ、41歳で亡くなられました。 癌を知った後、綴った詩や手紙が「子ど…