招かれざる。
実家のお寺は観光地の中にあります。
ここ5年ほどは、中国や台湾の観光客が多く訪れるようになり、観光業の景気もそこそこだと聞いています。最近の円安の影響もおそらくあるのでしょう。
そんな立地のため、お寺の境内に観光客が入ってくることも普通になっています。本堂の外観や境内の花などを写真にとっていったりと、賑やかになっています。
ただ一つ問題としては、不特定多数の人が出入りするとなると、悪いことをしていく人が入ってきてしまう確率も上がってしまいます。
お寺というものは開かれておくべきだという考えは住職である父も持っていますが、仏像仏具が盗まれてしまったという話も少なからず聞きます。
防犯上仕方ないと、随分前から普段は本堂入り口の鍵をかけるようになっています。
時代の流れとはいえ、少し寂しいことです。