冷夏に思い出させられる。
6月に入り、いきなりの猛暑日になりました。
少し前に聞いた予報だと、5年ぶりかに冷夏になるとの事でしたが、油断はできないです。
過去の天気を見返してみますと、大体6月後半くらいに32℃以上になる事が多かったみたいなので、今年は少し早かったんですね。
冷夏の予報を聞くと、21年前にあった米不足の事を思い出します。
当時はまだ小学生でした。幸い実家が田舎だという事と、ありがたいことにお寺という事でお米はたくさんいただいていたので、ニュースで盛んにタイ米のことが報道されていた事くらいしか印象にありません。
今になって調べてみると、「平成の米騒動」とも言われる大きな騒動でした。
・日本の農家の大不作からの米不足、米価格の高騰と買い占め、売り渋り。
・外国への米輸入緊急要請をきっかけよる米の貿易自由化促進。
・輸入要請にいち早く応じたタイと、それのよるタイでの米の値段高騰。
・タイでの米値段高騰による影響(餓死者も発生)と、日本でのタイ米不評による大量廃棄
この騒動を教訓にして、対策がされているでしょう。
しかし、私たちは「食べる」と言う事が危うくなると普段では考えられないような事もしてしまうんだなぁと思いました。
この件では、他に食べるものもあった、代わりになるものも用意できていたのに、問題が多くなっています。
本当に食うに困ってしまったら人間何をしでかすかわからない、ということを覚えておかないといけないですね。
飽食の時代です。食料の年間廃棄量はものすごい量になっているとの事です。
せめて私が食べるものを目の前にしたときは、大切にしようと思いました。