いつお参りするの。
昨日までとは打って変わって、気温が下がって少し過ごしやすくなりました。
梅雨入りもしたみたいで、本格的に雨が多くなりそうです。
マンションに住んでいる方へのお月参りをする事も多いので、よくエレベーターで一緒になった方と世間話を一言二言する事があります。
今日もエレベーターで一緒になったおばちゃんと少しお話していました。
降りる階が同じだったので、どこのお宅にお参りに行くのか訪ねられたので素直に答えました。
そのお宅には、早くに息子さんも亡くされて、その後にご両親を亡くされた方だったんですが、お月参りは一番新しいお母さんのご命日に合わせてお参りに行っています。
おばちゃんは何気なく「息子の命日に頼めばいいのに」とぽろっと去り際におっしゃいました。
私は何となく心の中でもやっとしてしまうところがありました。
お参りに伺っているお宅の方は、お月参りの日には仕事が終わってからすぐに準備を整えて、毎回一生懸命一緒にお勤めしてくださいます。
たまたま一番最近に亡くなったのがお母さんだったので、お母さんのご命日にお参りしているだけで、そこに優劣はありません。
おばちゃんも当然深い意味はなくおっしゃったんでしょうけど、なぜだかそこにお参りの優劣があるように感じてしまいました。
ということは、私の中にそういった思いがあったという事でしょう。その事を今回は見させていただきました。
ご命日はあくまできっかけであって、大事にするのですが、こだわりすぎて縛られるのはよくないのだろうと思いました。
いつお参りするの。今でしょ。という事です。