遠い昔の関係ない話ではないのです。
先日の研修を終えての今日、少し気が抜けています。こちらでは空梅雨と間違うような晴れ間が続いているので、こういうときこそ注意が必要ですね。
今日は「慰霊の日」、69年前沖縄での戦争が終結した日です。
80日に及ぶ沖縄本土での激しい戦闘がようやく集結した頃には、住民を中心に20万人もの犠牲者が出たとのことです。
沖縄では戦没者追悼式が開かれ、遺族をはじめ安倍総理も出席して平和への思いを新たにしたとの事です。
水木しげる氏の言葉に「戦争はよくない、腹が減るだけだ」とあります。
「戦争はよくない」と言う言葉は、ありきたりな言葉ですが、戦争を経験された方、戦争を勉強した方、戦争によって犠牲になった方等、たくさんの思いが詰まったすごく重い言葉だと思います。
平和を願うのは誰しもの心だと思いますが、現実はどうでしょうか。
平和を実現するのに一番手っ取り早い方法は、全ての国、人々が「せーの」で戦力を放棄する事です。しかし、現実にそれができないのです。
「どこからか攻められるかもしれない」という不安、「出し抜いてやろう」という思惑など、様々な事が折り重なって、現在の状況というものが作られていると思います。
現実には備えというものは必要という事は十分に理解できます。実際に備えとして働かれている方々には、最大限の敬意を払うべきだと思いますし、その方々の活動をなるべく妨げないようにすべきだとも思います。
しかし、それでも理想というものは常に持っていなければならないと思います。
今日また改めて「戦争はよくない」という当たり前の言葉を胸に抱いておこうと思いました。