越前4つの大きなお寺。
昨日に引き続き、福井にて研修をしていました。
2日目の本日は、真宗福井4ヶ本山の内の残り3つを参拝させていただきました。
ところで、福井にある真宗の4つの本山、名前がややこしかったりします。
・誠照派 誠照寺
・山元派 證誠寺
・出雲路派 毫攝寺
「しょう」と「じょう」が入り乱れています。
真宗には、「十派」と10の教団が協力し合うとして、教団連合を作っています。
大谷派、本願寺派はメジャーですが、高田派から段々と知名度が怪しくなっていきます。
今回の研修で、とりあえず福井の4つの本山は把握できました。この調子で行けば、十派全部を覚えられそうです。
親鸞聖人が流罪に処され、越後への道中にお知り合いをお訪ねになります。輿車をその方の別邸へ寄せて、お説教をされました。いつからかその場所が「車の道場」と呼ばれるようになります。その道場がはじまりとして起こったのが誠照寺とのことでした。
山門の龍が特徴なのだそうです。
次は「山元派 證誠寺」でした。
昭和中頃に火事に遭い、山門以外のものが焼けてしまったとのことです。
そこからなんとか再建をされており、まだ復興途中の段階だとの事です。
たしかに、まだ欄間の入っていない場所がありました。こちらには、親鸞聖人のご遺骨があるとのことです。
最後は「出雲路派 毫攝寺」でした。
このお寺のご本尊阿弥陀如来は、台座を含めると180cmにもなるそうで、今まで見たご本尊で一番大きなものでした。また、仏舎利も安置されているとの事です。
ここでは新門さまがご挨拶してくださり、やる気をいただけました。
福井には初めてくる事ができ、4つの本山を一度に回る機会など、そうそう取る事ができません。
また、どの本山の方々も、一生懸命にお寺の将来の事を考えていました。
そんな方々の姿を見ていると、私ひとりで頑張るのではなく、こんな方々みんなで力を合わせていくのだなぁと力を受け取った気になります。
今回で結ぶことのできたつながりを大事にして、また明日から頑張るという気持ちがわき上がってきました。それだけでも、大きな収穫であったなと思います。