日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

いざ福井。

今日は、福井にて高田派青年の集いに参加しております。

前回大会は愛知で行い、実行委員をさせていただきました。
その縁というわけでは無いですが、去年知り合った友人との再開もあり、楽しんでおります。
 
まずは高田派福井別院にて基調講演として「中世越前真宗史考」をお聞きしました。
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福井での真宗の教えが伝わる歴史をお話されました。
本願寺蓮如上人に至るまでは、本寺末寺関係の伝わり方でなく、師弟関係での伝わり方だったそうです。
特に、自分のお師匠を仏様、如来様として敬う所が特徴だとのことでした。
教えの伝わり方が変わるのは、その時代の選択であって、正しいか正しく無いかの物差しで計るべきではないとのことばが印象に残りました。
 
その後、真宗三門徒派の本山、専照寺に参拝しました。
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元々は大谷派に属していましたが、明治に入って独立したとのことです。
空襲で1度お堂が焼け、その後地震の被害にも遭われたそうです。
その度に一丸となって修復したそうです。
ここは寺紋が可愛いです。つがいの雁とのことです。
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明日は福井真宗四ヶ本山の三つを参拝予定です。
真宗の仲間とお話するいい機会です。
明日も楽しみです。