日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

ターニングポイント。

7月に入りました。相変わらず名古屋は晴天で暑くなりました。空梅雨じゃないのか?とご門徒さんと話しています。

 
 
本日は日本にとっての重要な転換の日になったのではないでしょうか。
集団的自衛権の限定行使容認の閣議決定が出されました。
是非はとりあえず置いておくとして、この先の未来に振り返って、この日がターニングポイントとなったと思う時が来るのではないかと思います。
 
 
反対賛成の両面から様々な意見があります。
この先の世界情勢が、ずっと同じ日本の立ち位置では対処しきれなくなることは、無常の真理から見ても当然のことです。現実に懸念を抱いている方々も大勢いらっしゃいます。
ただ、際限の無い拡大解釈に繋がるという懸念もあります。過去を振り返ってみれば、日本は確かに際限の無い戦争への道を進みました。
 
日本は民主主義の国です。選挙で選ばれた代表によって話し合われ、決められたことについては、受け止めなければなりません。
この先、集団的自衛権は、関係する法律を修正しなくては使うことができませんので、まだまだ考えねばなりません。
 
現実を生きる私は、先ずは決まったことを受け止め、この先どうなっていくかを見て考えて、その現実に生きなければなりません。世界情勢不安も気になりますし、過去に犯した過ちも恐れます。
 
ただ、一つだけ言わなければならないことは、ありきたりですが
「戦争はよくない」
この一言です。
 
この先どうなっても、受け止めて生きていかねばならないと思いました。