日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

女五代。

先日、妻の母方の故郷静岡にて、妻のひいおばあさんの100歳のお祝をするという事で、妻が娘を連れて顔を出してきました。

体も弱ってきて、寝ている事が多くなってきているみたいですが、親戚で集まって盛大にお祝いできたとの事です。

妻の母は、「女五代で写真が撮りたいね」と話していたので、それをかなえる事ができたのでよかったです。

そのおばあさんと娘は97歳差、ほぼ1世紀年が離れていると言う事を改めて考えると、すごく不思議であり難い事です。

 

100年の間に5世代積み重ねていることを考えると、この私まで続いてきた命は、いったいどれたけの積み重ねをしてきたのかと、壮大な景色にめまいがしそうです。

この積み重ねは、ほんの少し事を違えるだけで、もろくも崩れ去ってしまいます。私のところまで届いているという事は、間違いなく奇跡のようなものです。

 

「人身受け難し、今すでに受く」と言う言葉をしみじみ感じさせてもらいました。