変わっていくことができるということ。
7月、8月になると、テレビの観光特集で私の地元の郡上八幡が紹介される事が多くなりました。見慣れていた風景も、テレビを通してみると新鮮に映るので不思議です。
地元を離れて5年ほどになりますが、帰るたびに郷愁に浸ってしまい、ここにまたとどまりたいなぁという気持ちが湧いてきます。
しかし、生まれ育った風景を毎日見ていたときよりも、現在のたまに訪れて眺める風景の方が、新鮮で、綺麗に見えます。やっぱり地元の風景も見続ければマンネリしてしまうのでしょうか。この一点だけは地元を離れてよかったなと思えることです。
見慣れていた風景も新鮮に映るということは、今までと違った気持ち、違った視点で見る事ができるという事だと思います。これは、私がどんどんと変化をしていっている証であると思います。そして、地元の風景とは違った変化した私だからこそ、変わっていく地元の風景に気付き、それを新鮮な気持ちで見る事ができたのだと思います。
変わらないと思っていた地元の日常が、どんどん変わっていく様は寂しいようで、やっぱり驚きと、発見であふれています。それは、私自身の変化についても言える事だと思います。
近くにいて、身近だったからこそ気付けなかった事に、気付いていける今の状態を大事に生きていかなければならないと思いました。
帰れるときに帰っておかなければならないなぁと思います。「たまには実家に顔を出す」ということが大事、という意味も含めて。