夏期仏教文化講座。
昨日、今日と2日間、東海地区のの同宗派のお坊さんが集まって仏教文化講座が開かれました。
ざっくり夏安居としての趣旨も含んでいるのでしょうか?
天白区の坂を上った先にあるお寺で講演を聴きました。いい景色でした。
一日目は「真宗者としてのあり方」と言うテーマの講演を聞きました。
真宗者とは、浄土真宗の教えに従って生きる者の事です。親鸞聖人の顕かにされた「念仏を申す者」という生き方とは、どのような生き方なのか。
印象に残ったのは、「阿弥陀様に救われるという事が確定した者は、それにふさわしい生き方に努めてかなくてはならない」ということです。
真宗のお坊さんである私たちは往々にして、「そのままでいい」「ありのままで救われる」ということを簡単に言ってしまいますが、そのままでいい、ありのままで良いということは「浄土往生の対象に分別は無い」ということで、浄土往生が決まれば、それにかなった生き方をしなければならないのです。
私が煩悩に悩んでいると気付いたのなら、悩んだままでいられる訳が無いのです。悩んだままでいられるのは、煩悩を悩みとして受け取っていない、「凡夫」にすらなっていないということです。
冗談も交えつつに熱く語ってくださる先生でした。なんだかすごく良い先生に出会った気がします。