絵解きでわかりやすく。
引き続き2日目は、「絵解き文化」ということについての講義を聴きました。
「絵解き」とは、掛け軸の絵などをわかりやすく説明する事です。
お寺にある掛け軸には様々なものがあります。その中で大きく3種類(お寺の縁起、高僧の伝記、教義を説明するもの)の絵解きがあるそうです。
現在では絵解きをするお寺もだいぶ少なくなってしまいましたが、和歌山県の道成寺に伝わる安珍清姫の物語、京都の六道珍皇寺の曼荼羅絵解き、善光寺の絵伝絵解きなどが有名だそうです。この辺は私も聞いた事がありました。
最後に、善光寺の略縁起を使っての絵伝の絵解きを、先生自らが試しに披露して下さいました。
実際に絵解きをされた方が身近に感じられていいなぁと思いました。
各寺院には大体、親鸞聖人の生涯を書いた絵伝があります。
昔は各寺院で絵解きをしていたとのお話もありました。現在やってみても面白いのかなぁと思いました。
(当日の写真を撮り忘れていなければもっとわかりやすかったのですが、撮るのを失念してしまいました。残念。)