助かるけど腑に落ちない。
妻と私は両方ともiPhoneを使っています。
先日、黒部ダムへ行った際に、階段で足を滑らせたときにタッチパネルのガラスを割ってしまいました。
また、妻もつい最近アスファルトへ落としてこれまたタッチパネルのガラスにひびがはいりました。
どちらも名駅にある修理受付の窓口まで持っていきました。
2、3分手続きをしていると、新品とすぐに交換してもらえました。料金も保証に入っていたためそこまで掛からず、すごく助かりました。
その反面、即新品交換となることに、なぜか釈然としない感じはあります。
メーカー側としては、依頼を受けていったん預かり、修理をして送り返すという手間等を考えたら、新品と交換した方がコストが掛からないということなのかもしれません。
他にもこういった例があるかと思います。
・焼肉屋さんで、使った網を洗うよりも使い捨てにした方が人件費を考えるとコストが低い。
・コンビニでお弁当が足りなくて逃す顧客より、余らせるほど作って廃棄する方がコストが低い。
・24時間営業の店で、防犯のため夜中の店番をどの店でも2人にする人件費より、たまたま強盗に入られて盗まれるほうがコストが低い。
「コストを下げる」ということが、なんだか本末転倒になっているような気がしないでもないです。
しかし、これは安さを求めていっ顧客側にも問題があるかと思います。
現在の非正規雇用の増加、賃金の低下などは、私たちのこういった意識が回り回って自分のところへ帰ってきている事が原因な気がします。
物は大切にしなければなりません。もう落として壊さないように気を付けなければ。
そして対価を払うべき時は払う。ということとを肝に銘じなければならないと思いました。