日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

秋の永代経。

本日は当寺で永代経が勤まりました。

昨日から天気のことで頭がいっぱいでしたが、午前中早い時間になんとか収まってくれて、とてもありがたかったです。

お参りの方々も、今日は1人でも来てくれたら万々歳だと思っていたところ、たくさん足を運んでくださいました。

昼からは青空になり、気持ちのいい永代経になりました。

 

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亀山市から来られるお説教の先生も、電車がなんとか動いて時間通りに来ていただけました。年は80後半になる先生、まだまだ元気そうです。

様々な経験から出るお念仏の味わいが、まるで機関銃のごとく口から出てくる豪快なしゃべり口調で、その言葉が心に響いてきます。

先生がお説教の最後に必ず「わしもあんたがたも、いつ終わるかわからん。いのちあるならまたご縁をいただきましょう」といってお話を終わります。

お話のなかで、「無常の鐘は、いつ何時なるかわからん」としつこくおっしゃられているため、皆さん半分冗談、でも半分本気でそのお話を受け止められています。

 

直近で災害が続いていたため、今回は特にこの言葉が胸の中にとどまっています。

先ずは永代経が無事にお勤めできた事に感謝して、縁が続く限りお説教をお願いしたいと思いました。