日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

迷信からの目線。

北海道では、気象予報士の方が見たことがない程の低気圧が接近しているとのことで、猛吹雪だそうです。札幌では高潮の被害も大きく出ているそうで、今月もまた大きな自然災害が起きました。

 
お参り先のお宅でも、皆さん口々に「寒い寒い」とこぼしています。
まだ冬は始まっまたばかりです。今現在の時点でへばり気味の私、これから先が思いやられます。
 
今年の春先と秋口に、カメムシが多いという話を聞いていました。
カメムシが沢山出る年は大雪になるという話があります。今回は大当たりでしたが、何か因果関係があるのでしょうか。
 

「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という迷信があります。これは、昔は明かりが少なく、爪切りも今のような安全なものでなかったため、夜の見難い状況で爪切りをすると、ゲガをしやすいため、戒めるために言われるようになったと聞きました。このように、から言われている、所謂迷信の類には、ちゃんとした理由があるものもあるそうです。

 

こういった話には現在のように、便利で安心で先進的な生活ではなくても、なんとか世界のことを把握して便利に暮らそうという、懸命に生きた工夫の歴史を感じることができます。

 

便利と安心に慣れきってしまっている私に、違った視点で問題提起していただいているのだと思いました。

とりあえず暖房の設定温度を下げて、厚着をすることを心がけようと思いました。