衰えは必ず。
介護施設で88歳の入居者が食べ物を喉に詰まらせて亡くなったという事例で、遺族が施設を提訴したとのニュースを見ました。
介護施設側に過失があったということはわかりますが、88歳のご高齢で上手く食べ物が摂取できない状態での事故です。誤解を恐れずにあえて言えば、これも老衰という死亡原因の一つではないかと思います。
医療や介護の発達で、少し前なら生きられなかった病気や事故でも命を繋ぐことができます。しかし、生きていれば必ず死は訪れます。私も、家族も、周りの人も、誰しも変わることはありません。
過失を認めることは大事ですが、賠償が全面的に認められることになれば、介護の現場がさらに大変になってしまわないか心配になります。(ご遺族も、お金が欲しいわけではないと思いたいです。)