おばあさんの声を支えに。
本日は、あるおばあさんの3回忌をお勤めしました。
92歳で亡くなられましたが、亡くなる直前まで自宅で過ごされていたので、亡くなるその月も「元気ですかー?」と声をかけてお参りをしました。
2年ほど毎月私がお参りにお邪魔していましたが、毎回「よく来てくれた、ありがとう」とか、「ずっとここのお寺にいてね」などと言ってくださいました。法事をお勤めしていると、その言葉を思い出して胸が熱くなりました。
名古屋に来てこれで5年ほど経ちますが、ご門徒さんに受け入れてもらえるかなぁと心配を抱えながらお勤めをしています。現在でもやっぱりこの心配は拭いきる事ができません。
でも、このおばあさんの言葉や、他のご門徒さんにかけていただいた言葉を思うと、少し心が晴れるような気がします。そして何よりも私の支えとなっています。
周りの方々に支えていただいて、私はお寺をやらせていただいているんだなと、改めて実感させていただきました。
法事の施主である息子さんとも、今後ともこの縁を大事にしていきましょうとお話ししました。おばあさんから息子さんへ、縁を結んでいただいたんだなと思います。