私の知らない私のくせ。

日曜日にお参りにお伺いすると、普段は仕事や学校で家にいないご門徒さんと一緒にお参りすることができます。

今日お参りしたお宅では、ご法事が勤まるのかと思うくらいに親戚が集まっており、賑やかにお勤めすることができました。小さい子供も６人ほど集まっており、お勤め始めは静かにしていましたが、だんだんと飽きてきたのか騒がしくなっていきました。

静かに厳粛にお参りするのも大切ですが、こういった雰囲気でお勤めするのもいいもんだなと思いました。（その子供たちの親は大変そうでしたが・・・。）

その子供たちが、親がふとした時に言ってしまったであろう、少し乱暴な言葉を大喜びで使っていまいした。使ってほしくない言葉ほどすぐに覚えて使いたがりますねと笑いながらお話をしていました。

私の姪っ子が最近、返事の時には「はいはい」と２回続けて言うそうです。そのこのおばあちゃんに当たる私の母は、その返事の仕方が嫌で、どこで覚えてきたのかと憤っていました。しかしある時、忙しい時にその姪っ子からお願いをされた時に、そっけなく「はいはい」と言ってしまってからハッとしたと言っていました。自分も「はいはい」と２回続けて返事をしていたことに気付いたみたいです。なんてことはない、出処は自分だったのです。

以外と自分のことは見えるようで見えないのだと思います。一番身近な子、孫に教えられるとは、まさに子は親をうつす鏡だということでしょうか。