見たことないけど確かに出遇う。
インフルエンザでダウンしていた期間は、お月参りをお休みまたは延期させていただいていました。
延期させていただいたお参りが比較的今日に集中していたため、忙しい一日になってしまいました。
お参りに行くたびに、「もう大丈夫なのか」と心配をしていただき、嬉しいかったです。
今日は33回忌をお勤めさせて頂くご門徒さんがおられました。
33回忌ともなると、顔も見たことない親族の方が半数を超えることもしばしば起こってきます。
今日もお聞きすると、半数以上の方が顔を見たことがないとおっしゃっていました。
どんな人だったか、どんなことを教えてもらったのかを、こういった機会にお互いが教えあって、故人のことを思い出すことも、大切な法事の役割だと思います。
もちろん私もお会いしたことのない方ですが、一緒にお参りをされた親族のこころの中に、確かに続くいのちとして息づいているのではないかと思います。
思い出して、語り合うことを通して、もう一度故人と出遇うことができる。そういった大事な機会が、法事というものだと思いました。