アナログな明かり。
お内陣正面にある前卓の両脇には、輪灯と呼ばれる仏具があります。
油の入った皿に藺草で作った灯芯を浸し、火を灯します。(猫又が夜な夜な舐めに来るアレです。)
お仏壇の中にも入っています(省略されているもの場合も)しかし、お寺やお仏壇に限らず、今ではほとんど電飾になっています。
油を使うと維持管理が大変になってしうことと、火事の心配もあるのでしょうか。そういえば、需要がなくなってしまったせいか、灯芯の値段もだいぶ上がったと聞きます。
うちのお寺ではまだまだ現役で火を灯しています。続けられる限りはちゃんと油と灯芯を使ってお灯明をお供えしたいと思っています。