日々ちょうこく

名古屋のお坊さんのブログです。文章練習も兼ねて、見た事、聞いた事、思った事を書いていきます。 たまに抹香臭い事も書きますよ。

子どもなりに感じること。

朝から日差しが強く、道路の温度計を見ると31℃まで上がっていました。

これはもう、我慢しきれず衣を羽二重から絽に変えました。6月まで後数日なのでセーフかな?

 

今日は、朝からお月参りをしてからすぐに葬儀、火葬場まで同行した後お月参りにもどり、還骨初七日法要のあとまたお月参りと、バタバタ一日が済んでいきました。

 

今回の葬儀には、親族の中に3人小学校低学年くらいの子さんがお参りしていました。

葬儀が始まる前は退屈そうにしていましたが、静かにお参りしていただけました。

私も、子ども心に「死ぬって何だろう」と思いながら葬儀に臨んだこともあります。そのときは訳が分からないなりに、ただ大人の背中を見て、その場の雰囲気に身を任せていたことを覚えています。

 

今日の出棺のときに、その中の一人の男の子がぼろぼろに泣いていました。

そして、火葬場に到着して炉に送り出す最後のお別れとなったとき、男の子の「おじいちゃんありがとう」という大きな声が響きました。

 

私も「なんまんだぶ」とお念仏を称えました。