いつもそばに感じる。
お月参りの後にお話をしていると、「故人の声が聞こえた」「吸っていたタバコの匂いがした」「好きだったコーヒーの匂いがした」などのお話を聞くことがあります。
実際に本当にそういったことが起こったのか、起こっていないのかなんてわかりっこないことだとです。
むしろ、科学的にはあり得ないことだとして否定されることの方が多いのではないでしょうか。
「気のせいですよ」とバッサリ否定するだけなら簡単ですが、お話しされた方にとっては、それが本当か嘘か何てことは、実は問題ではないんだろうと最近思います。
なくなった方が本当に大切だったから、不思議な現象が実際にあったとしても、なかったとしても、そういった出来事として感じることができる。そういったことが大切なんではないかと思います。
形がなくなっても、目にすることができなくても、自分の中にはこんなにも大切な人のことが残っている。大切な方をそばに感じながら大事にいのちを生きることができる。そのことが重要ではないかと思います。